仕事での悔しい思いや過去を乗り越える
仕事をしていて、波風ひとつ立たない・・・ということはやっぱりなくて、時には悔しい思いですとか、悲しい思いをすることもあるかも・・・知れません。
僕にもそんな悔しい経験が沢山あります。
仕事を失ってはじめて気づいたこと
この記事を書きながら、仕事で一番悔しかったこと・・・と考えていたのですが、僕の場合はやっぱり仕事を失ったことかなと・・・思いました。
当時、妻と二人暮らしでしたが、仕事を首になって、途方に暮れました。次の仕事も見つからなくて、就職活動中にやっと見つかった仕事で騙されたりして、みじめな思いもしました。
ただ、今振り返ってみて、それは悔しい経験でしたけど、でも、もしかしたら、それは僕にとっては必要な経験だったのかも知れないと・・・思うことがあります。
以前の僕は仕事があることをどこかで当たり前だと考えていたのかも・・知れません。
情けないことですが、当たり前だと思ってやっていた仕事、嫌々やっていた仕事・・・でもそれは当たり前ではなかったことに仕事を失ってみてはじめて気づきました。
仕事を失ったことはとても悔しく、辛い経験だったけれど、その仕事を失うことの辛さや苦しさを知ることで僕は少し変わりました。
仕事ができることを当たり前とはあれ以来思わなくなったんです。
悔しさは、いつかきっと自分を助けてくれる
成功だけの人生、何をやってもうまくいく人生だったら、どれだけいいことだろう・・・とつい、思ってしまいます。
でも、もしかしたら人は転んでしまったり、失敗してしまって、そこから立ち上がる時に成長するようにできていたりするのかも・・・知れません。
うまくいっている時は自分を振り返ることもなく、だから、成長することもなかったりして・・。
でも、転んだ時にこんなところで負けてたまるかと起き上がろうとして、その時にはじめて何かを学ぼうとしたり、自分を変えてみようかなと・・・思えたりするのかなと考えてみたりします。
だから、転んでしまうことは決して悪いことではないのかも・・・知れません。
僕はある意味、仕事を首になるという「不幸」を味わって、仕事があるだけでも幸せだと感じられる心というか考え方を手に入れたのかも・・知れません。
勿論、だから、辛いことがあっても大丈夫ということではなくて、その不幸の真っ只中にいる時って、そんな風に前向きになんて物事を考えられませんし、僕もとてもそんな前向きになんてなれませんでした。
だから、無理にでもすぐ、前を向いた方がいいとは思いません。
でも、その辛さや苦しさ、悔しさは、いつかきっと自分を助けてくれる・・・そうちょっとだけでも思うだけで心がふっと楽になれるような気がします。
あれから僕は、辛いことが起こると、これはきっといつか自分を助けてくれる経験になると自分に言い聞かせることにしました。
そして、不思議とそう思うだけで心は少しだけ楽になれるのです。
最後までお読みいただいて、ありがとうございます。