面接で緊張しない方法とは?
面接で緊張しない人は実は誰もないと思います。
もしリラックスして望んでいたとしたら・・・その方が問題だと思うんです。
僕は、ある企業で面接官としても働かせていただいていた経験がありますが、僕が面接官であれば、緊張されている方の方がリラックスされている方よりも印象は良いと思います。
本当にリラックスしていたら・・・「大切な場面でリラックスしているなんて、この仕事はこの人にとってはそれほど大事なものではないのだな」・・・そう思われてしまうかも、知れません。
ある程度緊張していることは逆に良いことなのだと思います。
緊張は良いこと・・・少なくとも、そう思っていれば、緊張し過ぎないで済むかも・・知れません。
緊張や不安を消そうとしない
人はつい、「自分だけがこんなに緊張している」・・・と思ってしまうものだと思います。
でもそれは違います。
どんな人であっても、例えば、芸能人であっても緊張はするものです。
和田アキ子さんなどは本番前には手が震えてコップの水がのめないほどだそうです。どんなにベテランの歌手であっても、役者であっても本番前は緊張するものだと思います。
緊張や不安というのは誰もが持っているものです。不安や緊張にはある特徴があって、それは、不安や緊張をどうにかしようと思うと、余計不安になったり、緊張してしまう・・・ということです。
それは不安や緊張というものそのものがどうにもできないものだから・・・だと思うんです。
ですから、面接でも不安を消そうと思ってはダメです。同じように緊張してはいけない・・・などとは思わない方がいいと思います。
そう考えると余計緊張することになります。
それよりも、これは当たり前の感情だと思って、どうにかしようとするのを勇気をもってやめてしまうことだと思います。
不安や緊張を受け入れる
不安や緊張は当たり前のものだと受け入れると気持ちがすっと楽になります。不思議ですが、受け入れると不安や緊張は和らいでゆくように出来ています。
ところが、それを何とかしようとしたり、排除したりしようとすると余計緊張したりします・・。
ですから、面接の前に緊張したり、不安になったら、それを何とかしようとしないことが大切なのだと思うんです。
「あ、自分は緊張しているな。これは正常な感覚だ。心が準備をしてくれているんだ。」・・・そう思ってみてもいいのかも知れません。
そして、その不安や緊張をそのままにして受け入れた上で、自分が何を話すべきか?どんなことを伝えたいか?を考えてもいいかも知れません。
緊張や不安を受け入れてしまった上で、今自分がやるべきことに目を向けてみると、気持ちをそこに集中させることができるようになります。
面接官の立場に立つと楽になる
面接で緊張してしまうのは当たり前のことだと思うんです。でも、緊張しすぎて、何も話せなかったりしてしまってはやはり問題です・・。
そうならないためには、緊張や不安を受け入れてしまうことだと思います。
そして次にやれることがあるとしたら、それは、自分の立場で何かを考えるのではなくて、面接官の立場になってみる・・・ということです。
面接というのは自分の考えを相手に伝える場でもありますが、それよりも以前に相手に聞かれたことを答える場でもあると思います。
自分の立場から考えて、物事を語ろうとすると、相手にそれがうまく伝わらないことがあります。それよりも、面接官の立場に立って、何を答えるべきかと考えるとうまくいくように思います。
何を話すべきか
面接ではどうしても自分が話さなければならないと思っていることを話そうとしてしまいがちです・・。面接とはアピールする場・・・でもあるとは思います。
でも、それだけではどうもうまくいかないようです。
その前に相手が何を聞きたいと思っているのか・・・・と考えてみると、何を話すべきかが分かったりします。
そのためには、面接を受ける企業のことも十分に調べておくのも大切なことだと思いますし、応募した職種についてもよく知っておく必要があるかも知れません。
自分が話したいことよりも先に、相手が聞きたいと思っていることは何かと考えてみることが、面接では大切なのだと思うんです。
こうやって考えてきましたが、面接で緊張しない方法・・・があるとしたら、それは緊張してもいいと考えることなのかなと・・・思います。
とても矛盾するようですが・・・。
緊張とは、面接する側にはよいイメージに映ることの方が多いものですから。そして、人は緊張してもいい・・・そう思った時に案外、少し緊張が和らぐものだと思います。
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。